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松井秀樹日記

成年後見8-出雲
2010.10.26 曇り

10月23日(土)は島根県司法書士会で3時間講義しました。
内容は「後見人の倫理と問題事例」と「成年後見制度の現状と課題」です。
80人ほどの地元司法書士の方が受講していました。

ところで後見人の起こす不祥事は被後見人に決定的な打撃を与えて
しまいます。
成年後見人は被後見人に代わって包括的な財産管理権をもっています。
被後見人は判断能力がないのですから後見人を監視することができません。
したがって後見人になった者が高い高い倫理観をもっていないと
財産侵害などの大変な事件を惹き起こしてしまいます。

また後見人の不祥事は生活苦などで、自分の手元にある被後見人の財産
に手を出してしまうケースが多いように見受けられます。
ですので、後見人になっていなかったらこの人はここまでの犯罪を惹き起こすことは
なかったであろうと思われる事件もあります。

このようなことを考えていくと、他人様の財産管理を行う後見人になるには
強い覚悟が必要に思えます。

ところで24日は出雲を少し観光しました。出雲の民家はどれも大きくゆったり
した構えです。庭も広く野菜畑をもっています。ここはくらしに余裕がある
土地柄だと感じました。

出雲大社は雨模様でしたが、ここになぜ古代、このような王国が誕生していった
のか不思議に思いました。

空港で食べたシジミラーメンはおいしかったです。














投稿者 司法書士 松井秀樹 (2010年10月26日 12:42) | PermaLink

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