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松井秀樹日記

成年後見18-耳を澄ませば
2011.4.28 晴れ

事務所前の一方通行の道路をはさんで向かいに、入新井第一小学校の正門が
あり、その先はすぐ校庭と校舎になっています。地元ではこの小学校のことを大森の
学習院と呼んでいるようですが、あくまで東京の下町の小学校という風情です。

午後の時間帯になると時々、校舎から音楽が聞こえてきます。
最近はスタジオジブリで制作されたアニメ作品で使用された曲が流れています。

その中で「カントリー・ロード」という曲も流れてきます。
ああ、これは私の娘の大好きな映画「耳をすませば」で使われた曲です。
物語作家をめざす少女とバイオリンを製作する職人になろうとする少年の
恋物語であったなあ~、とか思いながら、しばし、難しい裁判書類作成の
手を休め、聴き入ったりします。

そういえば、成年後見の分野でも、後見人は耳を澄ましていなければならないと
いった講師がいました。とてもいい表現です。自分の苦しみをきちんと伝えること
ができない被後見人に相対する時、耳を澄ましていないと、その声を聴き取ること
はできません。後見人は被後見人の代弁者であるということも、この姿勢があって
はじめて実現できるのです。

こんなことを思っているうちに、校舎からは今度は「ハウルの動く城」の曲が流れ
はじめました。この映画は私も大好きでした。
時折、小学生達が「となりのトトロ」の主題歌を歌い歩いている場景にも出会います。
小学校の向かいに事務所があってよかった、と思う瞬間です。
投稿者 司法書士 松井秀樹 (2011年4月28日 11:59) | PermaLink

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